「breeze/ブリーズ」とは「そよ風」の事です。
ハーモニカの大きさやフォルムをいかした動画シリーズ「絵になる景色でワンフレーズ」企画や、奏者の呼吸の状態を音色に反映させる「ダッシュで息切れワンフーズ」企画など、ハーモニカのワンフレーズ動画を制作して行くうちに、やや異なる流れの動画シリーズが誕生しました。
「ハーモニカ」のフレーズの連なりが「物語りとして完結している」点に重きを置いた「メロディー中心」の動画作品企画シリーズです。
聴き比べると「他の企画より長めに吹いているだけ」のように感じるかもしれませんが、フレーズの連なりを作る、また完結させようという狙いは、かなり異なる結果を生み出してくれるようです。
short動画を前提として撮影しますので60秒以内にはなりますが、その中でめいいっぱい「フレーズの連なり」で伝えようとするこのハーモニカの「ブリーズ」の世界を、ぜひお楽しみ下さい。
どこまでも青い空。ほどよく澄んだ湖。昔は、湖と言えば「チェロ」だった。何かのドラマの影響だろうか。
そんな僕の手には、軽やかな小さな「ハーモニカ」。ただ音を鳴らして、ぶらつく。そして歩き疲れた頃に、観光名物「信玄餅アイス」をいただくのだ。これぞ贅沢。
東京と言えば、やはり東京タワーだ。怪獣映画では何度となく破壊され、多くの物語の舞台となった。スカイツリーの登場で高さではその座を奪われたものの、それでも名前のせいか東京の中心のように感じる。
歩く時の目印としても最適だ。指揮者のような存在なのかもしれない。
昨年、肉離れになった。全治3週間といったところだ。
完治しているのかわからないので、とにかく慎重に歩くようになった。リハビリとして、良く行く森で傾斜を歩いてみる。枯れ草を踏み、丸太を越える。
やはり運動したあとのひと吹きは格別に心地良い。
彼女は優しい店員さんだった。全然、うちは構いませんからって。良いと思いますよ、って。
ただ、ガードマンさん回って来ますよって。すぐ、回って来ますよって。
ふふふ。ほ〜ら、来た来た。のどかで、気楽な音に聴こえるでしょう?拙者は、結構、必死でござるよ。
サイズ感といい、色合いといい、根本の芝生のフサフサ加減といい、日陰の大きさといい、 こんな「ピッタリ」の木に出会えるなんて。まるでハーモニカを吹けって、言わんばかりじゃないか。
さぁ座ろう。もたれ掛かろう。僕も含めて、完璧なディオラマに見えると嬉しいな。
山の天気は変わりやすい。特に霧はいきなり全てを変えてしまう。少し前まで撮ろうとスマホを構えていた景色は、どの方向だったのかすらもわからなくなった。
けれど霧は好きだ。ハーモニカ越しに入って来て、身体中に広がる冷たい空気がたまらない。吸う楽器ならではか。
「吊り橋効果」というものがあるらしい。
高さと揺れから来る恐怖のドキドキ感を、近くにいる人への恋心かと錯覚するそうだ。
ならばいっそ、そのドキドキ感を利用して、フレーズに反映させたいものだ。
まぁ、雨まで降って来ると、ドキドキはビチョビチョにかき消されてしまう。
ハーモニカはアナログな楽器だけに、響きの面では場所に依存しやすい。そのせいなのか、トンネルのような場所を見つけると、すぐにでも響きの感じを試してしまう。家の風呂、出先の道路、旅先の自然環境、どこででも。
響けばそれだけで、その場所が好きになってしまうものだ。
とりあえず試してはみちゃうよね。どれくらい響くのかってさ。
とある地下駐車場までの階段なんだけど。足音とか凄かった訳よ。
ならさ、やっぱハーモニカ鳴らしてみるじゃん。やるよね?え?やらない?まぁ、やらないか〜。
うん、そんな目で見られたよ。道行く人達からは。
青い空からあたたかい日差しをうけた野球のグランドを見ていたら、夏の暑い日にここで試合をしていた高校生を思い出しました。
スゴイ汗を流して、真っ黒な顔で大きい声を張り上げていました。金属バットの快音とスパーンとグローブに吸い寄せられるボールの音。そんなことをぼんやりと思い出しながら・・
(マルモ)Twitter @marumo1970